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2013年10月11日 卓話 米山月間卓話

米山月間卓話

☆米山奨学生 続旺様

今年で日中平和友好記念35周年を迎えました。日本と中国はよく「一衣带水的邻邦」(間に海があっても妨げにならない隣国)の間柄だと言われます。しかし、皮膚や髪の色など外見に差がないだけで、実際のところ日本人と中国人は物事に対する考え方から、日常生活における人や物への接し方まで多岐にわたり大きな違いがあります。今日本は国際色ゆたかな知人に恵まれ、様々な国を知ることができます。国際交流センターは日本の各地でもあります。人と人、日本と世界を結ぶメインステージが作られています。外国人対象の日本語教室や、相談室や国際交流の「祭り」を開き、日本人ボランティアには「もっと外国人のことを知ってほしい、もっと国際問題の知識を持ってほしい」と思っているのです。市民の勉強会を開いて国際問題を話し合い、自力で国際交流を促進することができるボランティアの育成を進めているようです。これだけでも外国人であるわれわれにとって大変な収穫だと思います。日本に住んでいる外国人は200万人、60人に一人の割合で、外国人は毎年増えつつあるのですが、言語や生活習慣の違いから誤解が生まれて、住民の間でいざこざが起きるケースもあるようです。また、外国人には犯罪者が多いというような間違った思い込みにとらわれている人もいます。私は2007 年来日し、2008年の日中関係は印象的でした。まるで波瀾万丈のように、餃子事件ではまだ明確な説明が発表されておらず、またオリンピックの聖火リレーのきっかけで、日本で、チベットの問題などの様々のトラブルが現れてきて、これは日本でまだまだ話題になっているのに……中国にとってのマイナス面が日本メディアに取り上げられています。日本に住んでいる外国人に対する偏見と差別が伝わってくるような気がします。一方、同年5月12日中国四川省での大地震が発生するため、世界各国からの助けをもらい、特に日本の政府をはじめ、企業、社会各界、国民からの募金活動が行われました。本当にありがたいことです。日本の自衛隊が四川に支援することは中国のインターネットで非常に反対の声が上がりました。多くの被災者が助けられるのではないかなと思っていましたが。結局水の泡になってしまい、大変に残念なことです。戦争時代に生まれていない私はその時代の人々の辛い気持ちが理解できるとは言えませんが、非難された人々のため、募金箱を抱いて、財布の中から、お金を出された時、日本人の目から真心が見えてきました。相手のことをよく知ることが理解への第一歩であると思います。知らないことは怖いことですが、知ろうとしない、無関心はもっと怖いことではないのでしょうか。勝手なイメージだけで物事を思い込んでしまう恐れがあります。せっかく素晴らしい何かを持っていても、それを知らないと受け入れることもできません。地震は怖いものですが、これをきっかけにして、人と人の心がもっと近づいたように思います。一人で生きてはいけませんが、それは国でも同じだと思います。関心を持つことから始め、世界が友好になるためにはまず関心を持つことから始めなければならないと思います。お互いに助け合って生きていく、その心の結びつきが「絆」なのです。もちろん、われわれは歴史をしっかり心に刻み、「心の壁」を外し、交流、友好を深め、平和の発展時代の勢いには逆らえないのではないかなと思っています。

☆地区米山奨学委員会 委員 口野孝様

私は、昨年大阪東RCで米山委員長とカウンセラーの両方を担当して、韓国の留学生の支援をしていました。彼は大変優秀な学生でありまして、高校卒業後日本の大阪大学で日本語を勉強して、翌年、国費留学生として、大阪大学に入学しました。この国費留学生とは、日本国と韓国の双方で資金を負担しております、奨学金であります。したがってこの奨学金は卒業後返済は不要です。そして彼は4年後同校を卒業して、大学院に進む事になりました。ところが奨学金は大学の4年間だけであり、大学院の1期目は、学費、生活費にも大変困窮し、アルバイトを2つ、3つ掛け持ちをして、何とか学業を続けており、大学時代の奨学金の有難さをつくづく感じていました。そして大学院の2期目については学校の推薦もあり、米山奨学金への申し込みをして、見事合格をし、4月から月14万円の支給を受ける事となり、学業に専念出るようになり、見事今年の3月に卒業し、現在は韓国の国防省に勤務しています。現在私とはメールで近況報告をお互いに交信しています。彼も、奨学金のない時のアルバイトの苦しさは大変であり、奨学金の有難さを感謝して巣立って参りました。また彼は、日本文化に大変興味を持っており、学業の余暇に、能楽これは東のクラブに能楽師の方がおられ、お面の云われ、言葉使い等、実際に顔に付けて、感覚的に勉強することが出来ました。他にも天神祭に参加し川面でくり広がる、光と船による大競演に酔いしびれていました。また、人形浄瑠璃舞台を見学に行ったり、日本文化のいったんに触れることが出来ました。例会では、月ごとにテーブルを巡回し会員の皆さんと懇親をしたり定期的に開催されるテーブルミーティングも楽しみの一つでした。このように会員の皆さんと素晴らしい交友を広め、皆さんのご好意に対して、奨学生は大変感謝しています。どうぞ皆さん大変有効に使用されています、米山記念奨学金に絶大なるご支援を宜しくお願いを申し上げる次第です。

次に,奨学金の増額についてご説明させて頂きます。この米山奨学金制度は発足して、今年で60年を迎える事ができ、民間の奨学支援では、我が国最高の機関です。幾多の先輩が築きあげられたこの功績を途絶えさすことなく、未来へバトンを渡していく事が我々の務めではないでしょうか。1953年に東京クラブで米山梅吉翁の遺徳を偲び、その功績を称え米山基金としてスタートし、その後1960年に「ロータリー米山記念奨学会」と改称、1967年には文部省の許可を得て「財団法人ロータリー米山記念奨学会」を設立し現在の基礎が出来ました。奨学生も順次増加し、2005年度までは、1000人の奨学生の支援を行っていましたが、寄付金の集まりが悪く2006年からは800名の支援となりました。ところがここ数年赤字(約1億3000万円)続きとなり、やむなく特別積立財産を取り崩して対応していましたが、それも限度で、2013~14年度は奨学生を、800人から700人に減少をやむなくされています。もう一度、米山の「事業の使命」を振り返って考えますと将来、日本と世界とを結ぶ「懸け橋」となって国際社会で活躍し、ロータリー運動のよき理解者となる人材を育成することです。これは、ロータリーの目指す“平和と国際理解の推進”そのものであります。この使命を達成する為には、多数の奨学生を支援する事が必要です。現在は反対に減少の一途です。ここらで減少をSTOPし増加に向かおうではありませんか?その為には皆様のご理解と絶大なるご支援が必要です。当RI2660地区では地区の84クラブが1名の奨学生を支援しょうという目標で本年度取り組みを始めています。84クラブ84名を支援する為には、各クラブ員が1人当たり約4万円の普通寄付と合わせて、特別寄付が必要であります。今いきなり4万円と言いましても開きが大きすぎますので、まず今年は段階的に3万円を目標として皆様にお願いする次第です。何卒宜しくご支援のほどお願い致します。寄付の集め方も各クラブそれぞれであります。あるクラブでは、会費の中に昨年は2万円を含んでおり、100%の寄付人員であり、100%の達成です。また他のクラブでは、月間にテーブルの各自の席に米山の寄付袋を置いて、全員に寄付をしてもらう方法、また新入会員入会時は、3万円寄付頂き、あとは全員が自由に目標に向かって寄付をして頂き、個人の達成率を100%になる様取り組んでおられます。このようにいろんな方法がございますが、ぜひ目標達成をお願い申し上げます。3万円と言いましても、一度に寄付することは大変であります。ひと月2000円で1年で24,000円です。それに普通寄付5000円をプラス頂きますとあと1000円で3万円です。毎月2000円というわけにはまいりませんが、5000円単位ぐらいで寄付いただければ幸いであります。どうぞ宜しくお願い致します。

寄付額3万円の基本:奨学生1人にかかる年間の費用(14万円/月×12ヵ月=168万円)全84クラブでの必要となる年間費用(168万円×84クラブ=14億12百万円)当地区ロータリアンの人数(3,700名)お一人当たりにお願いしたい年間寄付額(14億12百万円÷3,700名=38,141)以上の38,141円となりますが、段階的に考えてまず本年度は3万円としております。何卒よろしくご理解とご協力のほどお願い致します。

# by osakajotorc | 2013-10-11 12:19 | 卓話