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2017年3月17日 会長 岸田 清豪

こんにちは、本日は高山会員が転勤になりまして、後任の吉田さんがお見えです。高山さんご苦労様でした。
さて、来週はいよいよ「春分」。陽気も暖かく、春めいた風に吹かれていろいろな花が目に美しい季節になってきました。しかし、この季節は花粉症真っ盛りで、私個人的にもしんどいです。ロータリーはアメリカが発生のクラブです。よく言われるのに、「目標達成」についてですが、日本人とアメリカ人との考え方の違いがあります。目標の80%を達成すると、アメリカ人は「Very Good !」(最良!)と評価します。60%くらいだと「good!」(良!)。20~30%くらいでも「OK !」、日本風にいうと、「まあまあ」だというわけです。そこへいくと日本人はだいぶ違う、日本人の場合は、80%うまくいったとしても「まあまあ」と評価します。60%くらいだと「反省の余地多分にあり」と採点。目標を100%達成しないと「成功」したとは評価しません。確かに、日本人には「完全主義」という特性があるようです。できなかった部分に激しい目を向けます。そのようなシビアさが、今日の日本経済を築いてきたとも言えます。ですから、日本人の完全主義を安易に否定することはできません。そのことはよく認識しておきたいものです。しかしそれとは逆の見方も否定できないと思います。それは、「失敗」の部分に目を向けないという、プラス思考です。「うまくいった」部分に目を向けるアメリカ人的な考え方を肯定するのです。物事の「うまくいった部分」「いい部分」に目を向けるということは、「クヨクヨと悩まない」ということです。全体的に見ると「失敗した」という事態でも、その中のプラス面に目を転じる習慣が大切です。「50%は失敗したけど、あとの50%はうまくいっている」とプラス思考します。「無意味な積極よりは、意味のある消極の方がなんぼ積極であるか分からない」、、、これは志賀直哉の有名な言葉です。

# by osakajotorc | 2017-09-11 12:24 | 会長インフォメーション