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2019年9月20日 卓話担当:雑誌・会報委員会 委員長 古屋 優子

「多様性の中のロータリーの友」
木村 芳樹様(大阪南RC)

ひとつのロータリーであるために。「ロータリアンの三大義務」。会費の納入、クラブ例会への出席、雑誌の購読の三つです。この三大義務はロータリアンであり続けるために守り続ける義務を意味します。まず、「会費の納入」。会費を支払うだけでは、クラブの会員ですがロータリアンとは言えません。
二番目は、クラブ例会への出席。ロータリークラブは、地域に根差したリアルクラブ、そしてウェブ上で例会を開催するEクラブ。そして衛星クラブ。今までロータリークラブは全世界共通でしたが、2019年の規定審議会により、例会は最低月二回、メーキャップは年度内、そして職業分類の制限撤廃となり、クラブの自主性による多様性が認められました。この多様なクラブが存在する現在でも、クラブ例会への出席によりクラブの情報を共有することは重要です。でもこれだけではクラブのロータリアンであって日本の世界のロータリアンではありません。
最後に、雑誌の購読です。日本では「ロータリーの友」を購読することが義務ですが、「読まれないベストセラーズ」などと揶揄されています。友には日本の、世界の共通の情報が掲載されています。友を読むことによって、世界のロータリアンと同じ情報を同時に共有できます。友を読み続けることによってはじめて日本の、世界のロータリーの一員、ロータリーのロータリアンとなります。
ここで、ロータリーの友の内容、を紹介します。
ロータリー地域雑誌「友」には守らなければいけない規則があります。7月号の表紙に新年度の(RI)会長の写真を掲載すること。『The Rotarian』の記事の中から、指定された記事を転載する義務もあります。『友』誌では「RI指定記事」と呼んでいます。『ロータリーの友』は、右開きの表紙と左開きの表紙が1冊に存在し、左開きは横書きで特別月間など、ロータリー情報の特集も掲載、右開きは縦書きで日本の投稿文で構成されています。
ロータリー雑誌の歩み。1905年2月23日ロータリー最初の会合。ポール、37才。たった4人ではじまったクラブはラグルスをはじめ多くの会員が入会し、2年後の1907年、ポールがシカゴクラブ会長になったとき、他都市にも次々と新しいクラブができました。この拡大を始めた1907年から10年にかけロータリー最初の危機。シカゴクラブ内は、ポールたち奉仕派と、ラグルスたち親睦派に分裂し、混乱。「奉仕か、親睦か」1910年には16クラブになり、第1回ロータリークラブ連合会大会が開催、初代会長はポール・ハリス。この連合会設立は「奉仕か、親睦か」の混乱を鎮める意味合いもありました。このシカゴ大会の終わった1910年末にポールは一つのエッセイ「合理的ロータリアニズム」を著しました。「ロータリーとは寛容である。親睦も大切だが、奉仕も大切。奉仕も大切だが、親睦も大切。」こうしてロータリーの情報を共有しようと1911年1月25日にポール・ハリスのエッセイが掲載された機関紙「ザ・ナショナルロータリアン」創刊。これが全世界のロータリー雑誌の始まりで、ポール・ハリスのエッセイがこの雑誌を生んだといえます。
ロータリーの友の誕生。戦後1949年、日本のRCはRI第60地区として復帰。1952年4月に大阪市中央公会堂で第60区地区最後の大会が開催。この地区大会で、二地区になってからも連絡を緊密にするための日本語による共通の機関紙の創刊が企画。『ロータリーの友』は1953年1月から月刊、横組みで創刊、自由購読で定価50円。英文の『ザ・ロータリアン』を購読していた会員が多く、多くの売れ残りが発生。その後京都で開かれた第60区・61区地区連合大会で完全購読制が決議。1972年1月から縦組みと横組みに分けた現在の形に。1980年7月にRI公式地域雑誌に指定。ロータリー情報を共有するのはロータリアン1人々の義務であり資格です。ロータリーのロータリアンであるために今後も友を読み続けてください。

# by osakajotorc | 2019-09-27 15:43 | 卓話