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2017年3月24日 担当:中山 浩志 会員

「平成27年4月施行フロン排出抑制法について」
ダイキンヒーバックソリューション近畿㈱ 大阪第一営業部 課長 油利 忠 様 ・ 笹尾 啓一 様

私どもは、空調設備の設計・施工・修理・保守を生業(ナリワイ)とさせて頂いておりますが、その空調設備は、今や電気・水道・ガスと同様に生活に欠かせない「生活環境設備」の一つだと考えています。しかし、そこに使われている冷媒ガスは、地球環境に関わるものとして、昨今その取り扱いの規制が強化されて来ているにも関わらず、なかなかその周知が行き届いていないのも事実です。今回の卓話では、地球温暖化防止対策の一環として施行されている「フロン排出抑制法」について、ご紹介させて頂こうと準備しておりましたが、社用の為、本日の例会への出席が適わず、代役を立てさせて頂きました。皆様には、大変申し訳ありません。お詫びを申し上げます。本日、代理をお願いいたしましたのは、3年前に職場見学会で㈱ダイキンサンライズ摂津を訪問致しました際にもお世話頂き、また、日ごろ私どもが大変頼りにしています「ダイキンHVAC(ヒーバック)ソリューション近畿㈱」の販売営業課長の油利 忠(ユリ タダシ)さんと 営業担当の笹尾 啓一(ササオ ケイイチ)さんです。今日の話は、規制や罰則があるから対応しようと言うことでは無く、未来の人類により良い地球環境を残して行く為に、今、私たちが取り組まなければならないこととご理解を頂き、暫くお付き合い頂けましたら幸いです。それでは、どうぞ、よろしくお願いいたします。ご紹介頂きましたダイキンHVAC(ヒーバック)ソリューション近畿㈱の油利と笹尾と申します。本日は、アサヒ冷暖㈱の中山社長の代理でお邪魔しております。
さて、ダイキングループは、冷媒からエアコン開発まで行う唯一の総合空調メーカーとして、低温暖化冷媒を世界で普及させることに加え、生産時や製品販売後での冷媒管理強化や使用後の回収・破壊・再生を行い、ライフサイクル全体で冷媒での環境負荷削減に取り組んでいます。エアコンや冷凍冷蔵機器に使用されるフロン類については、1980 年代頃より、国際条約に基づき、オゾン層破壊効果がない代替フロンが使用されてきています。しかしながら、この代替フロンは、オゾン層破壊効果はないものの、高い地球温暖化効果を有することから、地球温暖化防止のため、排出を抑える必要があります。地球温暖化が進むと、氷河が溶けて海の水の量が増え、海面からの高さの低い島国などが海に沈んでしまう心配や、これまで熱帯地方でしか生きられなかった病原菌や害虫などが日本のような温帯地方にも移ってきて、人間に病気を引き起こしたり農作物の生育をさまたげたりするおそれがでてくると考えられています。特に、業務用のエアコンディショナーや冷凍冷蔵機器からの使用時におけるフロン類の漏えい問題が判明したことなどから、こうした機器の適切な管理の必要性が高まってきました。そのため、これまでこうした機器からのフロン類の回収や破壊を対象としていたフロン回収・破壊法が改正され、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(略称「フロン排出抑制法」)として平成27年4月1日から施行されました。自動車に例えれば車検です。今回は「フロン排出抑制法」の概要と管理者様の求められる事について説明させて頂きます。(別紙配布カタログをご参照下さい。)本年は「フロン排出抑制法」は施行され3年目です。3年に一度の定期点検対象機種をお使いのユ-ザ-様は実施しなければなりません。点検を依頼される先でお困りであればアサヒ冷暖(株)様に連絡頂ければ相談に乗ります。

# by osakajotorc | 2017-09-22 15:55 | 卓話