2013年10月25日 卓話  黒松克行会員

「城北川モツゴ放流大作戦」 大阪モツゴ物語 安藤英康様

“水都大阪” その一翼をも担う城北川。この城北川を大切にする気持ちを多くの人々に持ってもらえたら、の思いから小学生や園児らとモツゴの育成・放流に取り組んでいます。モツゴとはコイ科の淡水魚で全国の川に広く生息しています。比較的汚染に強く、メダカに代表される絶滅が危惧される他の日本在来魚の中にあっては高度成長期の過酷を生き抜いた、いわば“雑魚”と言えます。七年前、川の中から多量のつぶつぶが付着したペットボトルが偶然に引き上げられました。それが何なのかわからないままに水槽に入れておいたところ、二日後には黒い目玉が出現。数日後には尾っぽらしいおのができて、やがてクルクルと動き出したかと思うと翌日には一斉にふ化が始まりました。つぶつぶが魚の卵であったことが確認されました。ペットボトル回収からふ化まで一週間、卵の変化は大変に興味深く、ふ化の時は命の誕生の瞬間を見る様で感動的でした。“これを子供たちにも見せたい!”と思いました。翌年の春、今度は偶然でなく、ねらって卵を採る実験を試みたところ何千個ものモツゴ受精卵採取に成功したことから、この「城北川モツゴ放流大作戦」が スタートしました。5月6月の産卵期に川から採卵して小学校や保育園に届け、観察と育成を託します。半年育ててもらい、秋11月に生まれた元の川に帰す放流会を行います。育てたモツゴを城北川に帰す時、稚魚の無事な成長と川の水がきれいであって欲しいと心から実感し、この放流体験が子供たち一人一人の記憶にきざまれる事を期待しています。都市大阪に育つ子供たちの環境学習として今後とも「城北川モツゴ放流大作戦」の応援を宜しくお願い致します。

# by osakajotorc | 2013-11-20 10:31 | 卓話