皆様こんにちは、塩谷ガバナー補佐、岩本ガバナー補佐エレクト、お忙しい中ご来訪誠に有難うございます。
本日は国際奉仕のクラブフォーラムを行いますが、この度のトルコ・シリアの大地震はついに死者4万人を超え、20世紀以降の最大の災害となりました。RIはもちろん、地区からも義援金の要請が来ており現在持ち回り理事会にて金額等を審議致しております。本件につきましては、まずは「緊急支援」、後に当然「復興支援」と、二段階で寄付の要請があろうかと思います。よろしくお願いいたします。
さて、このトルコという国と日本は昔から仲の良い国として知られております。1890年、横浜を訪れた使節団の乗った軍艦(といっても帆船)が、帰路において和歌山県の串本大島沖で座礁、遭難。200名余りの死者が出ましたが、地元の住民、とりわけ漁師たちの懸命の救助活動で約70名は救出、そののち船でトルコまで送り届けたそうです。
次に1985年のイラン・イラク戦争の時、現地にいた日本人約250名が空港で取り残され、危うく戦火に巻き込まれる寸前、トルコの空軍が全員を救出してくれました。次は2011年の東北の大震災。物資・労力の両面でまたもトルコ軍の兵士たちが素早く強力な救助活動を展開、皆が感激しました。そして今回はトルコで大地震。今度は私たち日本人の恩返しの番です。これらの事を調べておりましたら、私は、「恩返し」ではなく「恩送り」という言葉を見つけました。誰に救って頂いたからその人たちに返すというのではなく、世の中に恩返しを、奉仕をしていくのが「恩送り」なわけで、私はふと気づきました。・・・「これはロータリーや!」今を感謝して世の中の人たちに親切にする。人を敬う。困っている人たちに手を差し伸べる。みんな私たちが「奉仕の理想」として学び、行動してきたことであったと信じて疑いません。ご清聴ありがとうございました。