2022年 02月 04日
2022年1月21日 職業奉仕月間卓話 職業奉仕委員会 委員長 吉田 拓也
1月は、「職業奉仕月間」ということで、恒例の「職業奉仕委員会」からの卓話となります。昨年11月に、「地区の職業奉仕委員長会議」に参加させてき、他クラブの職業奉仕活動事例や、卓話モデル(歴史と変遷・4大用語)について、学んで参りました。ロータリアン歴5年の私にとっては、「目から鱗」の話が多かったのですが、当クラブのメンバーから言わせれば、既にご理解いただいている内容が多いと判断し、あえて話下手ではありますが、職業奉仕委員長卓話とさせていただきます。さて、前週、配布されました「ロータリーの友」はご覧になられましたでしょうか? 職業奉仕月間ということで、 ①「コロナ禍における私の職業奉仕」について ②「CSR(企業の社会的責任)」とSDGs(持続可能な開発目標)の時代に考える職業奉仕」という記事が掲載されていました。そこで、私の職業「ホテル」と「職業奉仕」について「ロータリーの友」にも取り上げられている「SDGs」(持続可能な開発目標)も絡め、報告をさせていただきます。 まず、「職業奉仕」の定義について、おさらいすると、職業奉仕とは「職業を通じて、社会のニーズを満たせるよう、努力を重ねること。それによって、自己の職業の品位と道徳水準を高め、社会から尊重される存在になること」とあります。また、職業奉仕を西洋の言葉で表現する「ボケーショナル・サービス」というように、ホテルの職業自体が「サービス業」だったり、「ホスピタリティ産業」と言われるように、近い関係なのではないかと感じております。ロータリー百科事典では、「奉仕・サービス」の概念を「人とか地域や相対する人々にニーズがあり、そのニーズを満たす行為」とあります。「ニーズを満たす行為」、まさに私ども「ホテルニューオータニ」の企業理念である「お役に立つ」と共通していると思います。この「企業理念」は、1964年の開業以来あるものですが、「ロータリーの友」の記事にもあったように、時代は進化しており「CSRやSDGsの時代」、当社も進化が求められております。SDGsの17の目標に対し、ロータリー財団の活動は、既に「ポリオ根絶」をはじめ「持続可能な開発目標」に対し、いち早く取り組んでいると、ロータリアンとして、誇りに思っておりますが、当社ニューオータニのSDGsにおける取り組みは、どうか。SDGsといっても、17の目標があり「2030年までに達成すべき人類共通の目標」として国連サミットで採決されたわけですが、さすがに一ホテルとして、すべてのことに目標を持たせ、取り組むことは難しいですが、出来る項目から、徐々に取り組んでおります。最初は、「環境への取り組み」です。当社の環境への取り組みは「日本庭園の緑を後世に残す」という創業者の理念のもと、①生ごみの100%資源化や、②水の再利用を可能にする、中水造水プラントの建設、③CO2排出量25%削減などを中心に取り組んでいます。大阪の活動としては、環境保護を目的に、過度なクリーニングを避けることで節水・CO2削減を目指す「エコ清掃」を実施や、屋上庭園・緑化によるCO2の削減、「テイクアウトメニュー」における使用後の分解が可能な「食物繊維のランチボックス」や「カトラリー」を採用しております。また、食材においても、従来であれば捨ててしまう植物の皮や芯などを可能な限り活かす、新しい主食「黄えんどう豆100%」のZENB麺なども取り入れています。その他にも、安心・安全への取り組み、健康・免疫力アップに向けての取り組み、教育、ジェンダー平等に向け、取り組んでおります。結びに、ロータリーの職業奉仕における2つの公式標語を振り返ります。 ①最もよくサービスする者、最も多く報われる ②無私の奉仕 超我の奉仕 ご清聴ありがとうございました。
by osakajotorc | 2022-02-04 12:16