人気ブログランキング |

2019年9月13日 卓話担当:角野 隆史

「大阪府における薬物乱用防止の現状について」
大阪府健康医療部薬務課 麻薬毒劇物グループ 
主 査  矢 作  啓様
主 事  山内 悠加様

大阪府健康医療部薬務課の矢作と申します。日頃より大阪府の薬物乱用防止事業にご支援とご協力をいただき誠にありがとうございます。本日は、薬物乱用の現状と、薬物乱用防止啓発の重要性に関してお話させて頂きます。
日本の薬物事犯において、最も多いのは覚醒剤事犯、次いで大麻事犯です。最近の薬物乱用の動向としては、若年層を中心に大麻乱用の急増が挙げられます。平成30年中に全国で検挙された20代の薬物事犯の中で、大麻事犯の数が覚醒剤事犯の数を初めて上回りました。さらに、大阪府内で検挙された大麻事犯の7割が10代から20代までの若者でした。これは、SNS等インターネットを通じ、大麻は体に悪くない等といった誤った情報が若者の間に氾濫していることが影響していると考えられます。実際、中学生や大学生に対する意識調査においては、薬物を容認する回答や、薬物の入手を可能とする回答が増加傾向にあります。また、製品形態の多様化による大麻リキッドや大麻ワックス、そして嗜好用大麻が解禁された国で販売される大麻成分入りのお菓子等の密輸入摘発事例が増加しており、知らずに大麻に手を出してしまう危険性も増しています。スマートフォン等の普及により、これまで以上に簡単にインターネットにアクセスできる現代において、若者が巷に蔓延する誤った情報にだまされることがないように、そして安易に大麻に手を出すことがないように、正しい知識を普及していくことが喫緊の課題です。そこで、大阪府では学校での薬物乱用防止教室の開催支援を中心に、地域での様々な講習会や街頭キャンペーンの実施等、広く啓発活動に取り組んでいます。前回寄贈頂きました啓発用ウェットティッシュは、野外音楽フェスティバル等における啓発活動で非常に好評で、今後も活用してまいります。改めて、大阪城東ロータリークラブの皆さまのご支援に感謝申し上げます。
薬物乱用は個人の問題でなく、社会全体の問題です。様々な組織・団体・行政機関等が協力し、薬物を許さない社会づくりに取り組むことが重要です。その目的達成のためにも、薬物乱用防止事業に対しまして、より一層のご理解、ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

by osakajotorc | 2019-09-27 15:39 | 卓話

<< 2019年9月20日 会長 佐...    2019年9月13日 会長 佐... >>