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2019年3月1日 会長 家原 泰雄

皆さん、こんにちは。大阪市立菫中学の藤田先生、嵐先生、また今回その中学の出前授業をお受け頂きました城東区歯科医師会会長の中川新二様ごゆっくりなさって下さい。後程来られる城東警察のお二人に交通安全の卓話も宜しくお願いします。    
先週は、はやぶさ2がリュウグウに着陸成功したニュースが22日のAM8:00頃の為、あまりお話できませんでしたので2週連続でお話したいと思います。約290億円の限られた予算の中で日本のすばらしい企業300社が結集し「はやぶさ2」が誕生して、その目的を成功に導きました。このニュースは各メディアで朝の番組中に速報として流れ、NHKでは大きなニュースが入ってきたとして「はやぶさ2」の着陸成功を報じました。その後の記者会見ではすべてが計画通りに動作した完璧な着陸でしたと、また今回リュウグウ表面の直径6mの円内という非常に狭い場所への着陸を目指し極めて高度な運用が求められていたと言われています。昨年リュウグウ表面を撮影した映像が話題になりましたが、当初の予想とは違い地表は岩石だらけで、はやぶさ2が設計上50mの着地で誤差が生じるので、昨年10月予定を延期し、徹底的に着地可能な地点を調べ上げやっと見つけた平地がわずか半径3mしかない場所だけに{NASA}も着地技術を提供して欲しいと言ってきたぐらいです。この着地の誤差は2.7mで目的の半径3mに辛うじて収まり、着地を敢行したそうです。太陽系誕生は46億年前とされていますが、地球等の惑星は多数の天体が衝突した際のエネルギーで地表が高温で溶け、原始の状態が失われた今惑星になり損ねたリュウグウやベンヌは溶けておらず、太陽系初期の状態を留めています。リュウグウの物質の中からアミノ酸等の有機物が含まれ、地球の海水の一部は小惑星等によって運ばれたと言われている事から、水の分子を作る酸素や水素の同位体が地球と小惑星が一致すれば大きな謎を解き明かす状況証拠になる事と思います。

by osakajotorc | 2019-03-12 11:24 | 会長インフォメーション

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