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2018年12月7日 卓話担当:広報・公共・情報イメージ向上委員会 金沢 英富委員長

「国際ロータリーが目指す公共イメージ向上とMy ROTARY」
RI2660 地区広報・情報・公共イメージ向上委員会 委員長 樋口 信治様(大阪RC)


先ず始めに国際ロータリーの会員数推移を申し上げます。2014-15年度の全世界のロータリアンの数は1,194,882名。内男性が943,703名で女性が275,403名です。世界では4人に一人が女性ですが、日本は16名に一人の割合となっています。5年前に比べて会員数は101.7%と横ばいですが、女性は114.6%と伸びています。その分、男性が減っていると言えます。
現在、2019年末までの戦略計画が実施されていますが、ロータリーは「世界で、地域で、良いことをする奉仕団体」であるとの位置づけがされています。世界中に奉仕活動を行う団体は沢山ありますが、それらの団体とロータリーの違いは、会員が「事業・専門職業・地域社会のリーダー」であり、そのような会員が奉仕活動を行っていることが重要であると唱えられています。ロータリーが世界で、そして地域社会で行っている様々な良い活動を正しく、広く、人々に知って頂き、ロータリーの持つ「公共イメージ」を向上させていく活動が重要になっています。大事なことは「奉仕」と「会員」のバランスがとれていなければいけないということですが、インド、ラテンアメリカといった新興国では「奉仕」に重きが置かれていて、日本は「会員」に重きが置かれているように感じます。「ロータリーがしかるべき運命を切り開くには、常に進化し、時には革命的にならなくてはいけません。」これはポール・ハリスの言葉です。日本のロータリーはピークに比べると21%会員数が減っており、世界では女性会員や若者、様々な宗教、民族を異にする会員が増えています。ロータリーは今、大きな転換点を迎えています。世界をみると1クラブの平均会員数は34名ですが、会員20名のクラブが最も多く、これらのロータリークラブは日本のクラブに比べると会費も安く、クラブ専用の事務局を持たないのが大半です。ロータリーの世界的なネットワークを活かして、今後もロータリーが発展していくために、世界中のロータリアンそしてクラブをオンラインでつなげることが「ロータリーの公共イメージ向上」に繋がり、事務局を持たないロータリークラブの活動を支えて行く為にも、インフラとしてのMy ROTARYが必要な時代になってきました。地区では3年前からMy ROTARYのアカウントを一人一人のロータリアンに持って頂くよう推奨しています。昨日現在の登録率は56.5%です。日本の平均は30%弱ですから、当地区の登録率は非常に高い状況ですが、My ROTARYアカウントは取ったものの、使っていないという方が大半です。日本のクラブは事務局を持ち、会員情報・活動情報・寄付情報といったロータリーに関する情報が事務局で管理されていますから、My ROTARYが無くても、活動していけます。しかし日本でもこれからのロータリー活動を発展させていくためには、このような電子化されたデータベース、世界のロータリーと繋がるネットワーク・インフラシステムは不可欠なものです。実際に今、My ROTARYのシステムを使ってロータリー活動を行っているのは、一部のロータリアンだけですが、米山奨学生を預からなくても、米山奨学金に寄付するように、ロータリー財団から補助金を頂かなくても、財団に寄付されるように、My ROTARYのシステム、特に三大システムである「ロータリークラブ・セントラル」「ロータリー・ショーケース」「ブランドリソースセンター」がどんなものかを知って頂き、今後のロータリーの公共イメージ向上に資する活動を行っていくために、必要不可欠なシステムであることを理解して頂き、My ROTARYアカウントを取得して頂きたく存じます。

by osakajotorc | 2018-12-20 15:11 | 卓話

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