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2018年9月14日 卓話担当:西垣 保宏会員

「東洋医学は気の医学」
片岡鍼灸整骨院 片岡 聡様


「東洋医学とはなにか?」
西洋医学に無くて東洋医学にある概念は、気という存在です。気を中心に万物全てを考えようとしたのが、東洋医学です。はたして、気とはなんなのか?気は目に見えない分、ややこしくて、つかみ難くて説明がしがたい物ですが、意外にどんな方でも気は普段から何となく理解はしているものなのです。
「気の陰陽」
気は陰と陽の大きく2つに分けることが出来ます。陰陽とは、宇宙の万物全てが気の集合体と考えたとき、気をそう反する2極に分けたものを陰陽としました。太陽を陽とすれば、陰は月。男を陽とすれば、陰は女。春を陽とすれば、陰は秋。人間を陽とすれば、陰は植物。身体を陽とすれば、陰は心というふうになります。ですから、陰陽どちらも大切で、どちらが優位であるということはなく、陽は陰を大切にし、陰は陽を大切にすることで、バランスのいい状態が保つ事が出来ます。もし、お互いが大切にしていない時、陰陽のバランスが崩れて元気が崩れていきます。これが病気の始まりです。この病気になる前に防ぐ方法があります。東洋医学が最も得意としている未病という考え方です。
「未病とは」
未病とは、未だ病にならずという段階です。このまま放置しておくと病気になってしまうという段階です。この段階の時に食事でなんとか元気を取り戻そうというのです。
「気はどこで作られているのか?」
気は生まれたときから持っている先天の気と、生まれてから食事で取り込む後天の気に分かれます。先天の気は、腎臓で作られて、後天の気は胃で作られていると考えられています。ですから、胃で作られた気で健康が左右されますので、食事はとても大切なのです。
気の成り立ちを理解し、気の無駄遣いを防げば健康はいつでも保てるものなのです。
気のお話が皆さんの健康寿命にお役に立てれば幸いです。

by osakajotorc | 2018-09-21 15:39 | 卓話

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