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2018年2月9日 卓話担当:富士谷 清

「腰痛とひざ痛に対する私の研究結果」
戸田整形外科リウマチ科クリニック 院長 戸田 佳孝様(大阪中之島RC)


私は五大奉仕の中で「職業奉仕は具体的に何をやれば良いのかわからない」と考えていました。しかし、2016年のRI定款第6条の2職業奉仕について「自己の職業上の手腕を社会の問題やニーズに役立てるためにクラブが開発したプロジェクトに応えることが含まれる」が追加されたので、私が研究してきた手術しない整形外科療法がロータリーの職業奉仕に役立つかもしれないと考えています。腰や膝は年齢とともに痛くなりやすく、膝や腰の障害は寝たきりの原因となります。腰の痛みの予防には骨盤の周りの筋肉を柔らかくすることであり、膝の痛みの予防は足を高く挙げる筋肉と膝を伸ばす太腿の筋肉をスクワットで鍛えることです。
1)腰痛予防に骨盤周りのストレッチ
ヤンキー座りのポーズで背筋を伸ばしながらゲンコツを使って背筋の筋肉を伸ばす。次に横に傾きながらお尻の横の筋肉を引き伸ばし、膝を曲げながら、太ももの前の筋肉を引き伸ばす。この3つのストレッチを各10秒ずつ、朝昼晩に行って下さい。
2)ひざの痛み予防に早く高く挙げる足踏み
肘を骨盤の周りに固定し、両手掌の高さまで左右交互に大腿を速く挙上する。50回1日2セットしましょう。
3)ひざの痛み予防に壁にもたれスクワット
足を内股にして背中を壁に沿わせ、壁に背中をつけながらゆっくり膝を曲げて5秒数えます。1度に5回を1日に3回しましょう。
近年の医学の発展には目覚しいものがありますが、発展しているのは高度最先端と呼ばれる高額医療であり、保険適応があっても非常に値段が高いです。このままでは医学の進歩が国民皆保険制度を崩壊させ、格差医療を生み出す可能性があります。一人一人が肩甲を守る努力をするべきだと私は考えます。

by osakajotorc | 2018-02-20 14:05 | 卓話

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