2017年4月28日 担当:岡本 浩 会員

「更生保護について」
大阪保護観察所 民間活動支援専門官 佐伯 孝範 様

更生保護は、犯罪をした人や非行のある少年を、実社会の中で適切に処遇することにより、その再犯を防ぎ、非行をなくし、これらの人たちが自立し、改善更生することを助けることで、社会を保護し、個人と公共の福祉を増進しようとする活動です。実社会の中での立ち直りを助けるためには、地域社会から、更生保護に対する理解と協力を得ることが必要不可欠です。これは、犯罪や非行のない、誰もが暮らしやすい社会づくりを目指すことにもつながります。
平成28年12月「再犯野防止等の推進に関する法律」が交付・施行された所以です。更生保護を効果的に行うため、地域の事情に詳しく、かつ、信頼できる方々に、法務大臣が委嘱し、非常勤の国家公務員である保護司として、国の機関である保護観察所にお力添えをいただいています。更生保護女性会員、BBS会員、協力雇用主や、更生保護法人大阪府更生保護協会を通じ、更生保護事業のため、浄財を寄附してくださる方々も、貴重な存在です。こうした更生保護ボランティアには、多くのロータリアンが含まれています。協力雇用主は、刑務所出所者等の前歴を理解した上で雇用し、改善更生を支援する方々です。刑務所出所者等も、健全な職に就けば、収入が得られ、生活が規律正しくなり、社会の役に立っているという気概を持ち、悪い仲間とは離れることが期待できます。そのため、無職者の再犯率は有職者のそれの約3倍と高く、国としても仕事のない刑務所出所者等に対し、平成18年度から、法務省と厚生労働省が連携し、セミナー・事業所見学会、職場体験講習、トライアル雇用、身元保証、就労奨励金といった就労支援施策を行っています。また、犯罪をした人や非行のある少年の就労の確保について、経済界全体の協力と支援によって支えるため、大阪府就労支援事業者機構が設立され、平成22年3月、大阪府から特定非営利活動法人として認証されました。他方、就労による自立が困難な高齢・障害者が、福祉的な支援のないまま困窮し、繰り返し受刑する事態を防ぐため、平成22年7月、大阪府地域生活定着支援センターが設置されています。このような更生保護に対し、ロータリアンの方々から、様々な形で御支援を賜れれば幸いです。 
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by osakajotorc | 2017-09-22 16:09 | 卓話

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