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2017年1月20日 卓話 川中 義裕 会員

「税金の話」

「税金の話」というテーマでお話しをさせていただきます、大幅な税制改正があればそれを取り上げようと考えていたのですが、大きなものはないので、相続税について話を進めて参ります。相続税額の計算方法ですが、まず、法定相続分通りに相続すればという前提で一旦、相続税の総額を決定し、その総額を実際相続した財産額で各自按分した金額を支払うという方式を取っています。「相続税の速算表」によれば6億円超から税率55%となっており、皆さん驚かれますが、総財産が6億超で税率55%となるのは、法定相続人が1名の場合であるということをご理解下さい。また、遺産取得課税に変えようという議論が出るのは、例えば遺産9,000万円で子供10人の場合、1人で全額を相続しても相続税額が0となるのに対し、子供1人の場合だと920万円の税額となることが問題だとされています。相続時精算課税は贈与時の時価でもち戻しをしなければいけないだけでなく、一度選択をしてしまうと、暦年贈与に戻せなくなるということを勘案して実行されるべきと考えます。本日はご清聴ありがとうございました。

by osakajotorc | 2017-09-14 17:18 | 卓話

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