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2017年1月13日 職業奉仕月間卓話 山本 健策 委員長

職業奉仕月間卓話「職業奉仕」
地区職業奉仕委員会 委員 濱中 眞希子 様 (大阪北梅田RC)

クラブの基盤は会員の皆様の活力によって維持されております。この「会員の活力」は、委員会活動の活性化は元より、各委員会の垣根を超えた協力体制から大きく育まれる事に他ならないと感じます。この協力体制に基づいてクラブ全体が一丸となって他に対して「何かをしてあげる」ではなく「させて頂きたい」という気持ち、この気持ちがベースとなってそこに深い感動とロータリーのすばらしさを見い出し、そうして「三方良し」へと結びついて行くのが望ましいという事になります。ロータリーではクラブ奉仕・社会奉仕・青少年奉仕・国際奉仕そして職業奉仕と5つの奉仕部門がございますが、社会奉仕は社会に奉仕する、国際奉仕は国際社会に奉仕する、と、解り易いのですが、職業奉仕が職業に奉仕するでは意味が解り難い…というよりもこの部分こそがロータリーの特色と言えるべきポイントであるといわれております。つまり、5大奉仕の中で職業奉仕は少し特徴的な奉仕のポジションにあり、職業奉仕は『ロータリーの根幹をなすもの』であり、『ロータリーから職業奉仕を失くしたらそれはロータリーではなくなる等々、職業奉仕が重要な位置付けを示されているのが理解できます。
先ず、「職業奉仕」という言葉、これは完全なるロータリー用語であって辞書には記載がございません。「職業」は利益を得る、つまり、お金を儲けること。又企業を継続・維持するための手段であり、私達が生活を営む為の利益を得る、(自分たちの為のもの)と言えます。「奉仕」とは自分以外の他にはたらきかけ、(世の為人の為になるもの)です。このように全く正反対の力の言葉がひとつになって「職業奉仕」という言葉になっている為、非常に混乱し、難解な点となっております。では、ロータリーの職業奉仕がVocational Serviceと表記されている点に着目してみます。このVocational→Vocation は、実はラテン語のボカチオという言葉から発生し、英語のCallingに通じるといわれています。Vocationは「神の呼び出し」であり、「神のお召し」を意味します。これは職業を極めて格調高い天職として表現しているというわけなのです。『職業は神から与えられたもの、即ち、天職である』と考えるのが最も近い解釈と言えそうです。次にService(サービス)の部分ですが、Service→Surveの語源Survusはラテン語で、元々サンスクリット語では(セーファ)と発音されており、この(セーファ)が日本に渡り「世話をする」という日本語となったという説もあります。又、英語でのServiceは「神への礼拝」という語訳を見る事ができ、「自らの意思で奉仕する」ことに繋がると解釈できます。まとめますと、Vocational Service =職業奉仕は、自らの天職である処の職業を通して自らの意思で社会に奉仕するというロータリーの原点、【I serve】の精神の上に成り立つものであります。つまり職業奉仕とは、職業を営む事が世の為人の為の奉仕となる、言い換えると『世の為人の為に奉仕させて頂く心をもって、その心で職業を営むべし!』ということになるのです。ロータリーの4つのテストの中のひとつ、③好意と友情を深めるか?について、この「好意を深める」の「好意」は英語表現でgoodwillですが、これは単に好意・善意と表す言葉にとどまらず商売上の評判や信用を示し、店の暖簾や会社の取引先とのリレーション、即ち店や会社の信用を高めると同時により良い人間関係を築き上げることができ、又それが大きく拡がりを見せるかどうか?これが大事だと捉えることが出来ます。社会に貢献し拡がりをもたせるという意味では、これは商取引きにとどまらず職業人をつくり出す謂わゆる「人づくり」にも繋がって参ります。出前授業(職業講話)は、まさにその職業奉仕の「外なる人づくり」のひとつと言えます。職業人の我々一人一人が決して上から教えるという姿勢ではなく、自分の愛する仕事の内容やその職業がどの様に社会に役立っているのかなど、又、自ら苦労した話、努力・成功・感動の話、これらを心から伝える時、聞き手となる生徒さん達は元より、自らをも見つめ直す機会(自分づくり)になる事は言うまでもありません。何より若い世代の人達に、働く事に対しての興味と関心をもってもらえ、彼らが自分の将来の道を考えるきっかけづくりができる職業講話は、真にこれからの社会に「大きく拡がりを見せるであろう働きかけ」であると感じます。
※ ロータリーの2大標語
① 超我の奉仕 = Service above Self 相手のニーズを知った上で、相手に思いやりをもって、相手の  為に尽くす事である。
② 最もよく奉仕するものが最も多く報いられる=One profits most who serves best
ロータリーの行動理念を表している言葉であり、同時に職業奉仕の理念を表すもの。「先義後利」人として  当然あるべき道義を優先させ、利益を後回しにするという考え方に通じる。
※2016ー17年度 2660地区ガバナー方針
ロータリーの根幹精神=The Ideal of Service
人のニーズをよくくみ取ってそのニーズを理想的なかたちで満たす。我々ロータリアンの職業奉仕活動は、相手にとって本当に必要なものを的確に把握する事が非常に大切であると同時に、理想的なかたちでニーズを満たしていけるよう自らを律し磨きをかけ、素晴らしい個人、そして団体へと日々成長を遂げたいと願うに他なりません。自らの心の中を見つめ直し、今、私は何処にいて、何処に向かおうとしているのかを問う時、又その答えを出す時、この「奉仕の理想」の枠は決して外す事の出来ないものであり、同時に不思議な力を与えてくれるものであるとも感じられます。ロータリアンの職業は、単に利益を追求するためだけの手段ではなく、「その職業を通して社会に奉仕する為にある。」これを深く心に留めて又それを日々誇りに思いながら自分づくり・人づくり等々の活動をエンドレスに続けて行く事が理想の職業奉仕活動であると思っております。
冒頭でもお話しさせて頂きましたが、職業奉仕委員会のみならず各委員会垣根を超えた協力体制で今後の奉仕活動が一層有意義なものとなられます様、職業奉仕の理念を心に留め置かれまして、城東RC様「会員様総活躍」を実現されます事を願いながら、貴クラブの益々のご発展をお祈り致しまして本日の私の職業奉仕・卓話とさせて頂きます。

by osakajotorc | 2017-09-14 17:17 | 卓話

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