2016年12月2日 卓話 疾病予防と治療月間卓話 広報委員会 金沢 英富 委員長

疾病予防と治療月間卓話
「グローバル補助金を使用したVTT」ベトナムに於ける内視鏡手術(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)の発展と教育
国際ロータリー第2660地区 地区国際奉仕委員会 
委員 檜皮 悦子 様(大阪中之島RC)・委員 泉  光典 様(門真RC)

本日は「疾病予防と治療月間」に於きまして地区国際奉仕委員会に卓話の機会を与えてくださいました、岸田会長様、佐々木幹事様、大阪城東RCの皆様方感謝を申し上げます。
前年度地区国際奉仕委員会、木田委員長より既にGGによる大阪中之島RCが実施いたしました事業のお話しさせていただきましたが、本日は総まとめとして、また私自身もVTT委員会のメンバーでもありますのでこの事業の過程・概要などお話しさせていただきます。
2016年1月11日にこの事業に於ける贈呈式に始まり、1月28日に最終グループが帰国し医療指導も終了いたしました。先月11月20~23日にかけて第一回視察に参りましたが、今後5年間は現地に向かい視察するつもりです。指導が必要なら再研修を含め、年に1~2回のヴェトナム訪問を考えております。
今回のような「医療技術の研修」におきまして、「医療事故がない」ということは事業が成功したと言える要因だと思います。このプロジェクトはGGの6重点分野の1つである「疾病予防と治療」であり実施国側代表提唱クラブはヴェトナムにロータリーがないのでバンコク・クローントゥーイRCにお願い致しました。援助国側代表提唱クラブは大阪中之島RCでございます。「経緯」についてお話しいたします。1999年に大阪中之島RCに大阪済生会中津病院 形成外科部長の平本道昭先生が卓話のお時間に「ヴェトナムの医療現状」についてお話しされました。ヴェトナムの医療が日本より30~40年遅れており、先生が医療器具の揃っていないダナン病院で「顔面奇形、熱傷、ヴェトナム戦争による外傷」などで手術を行っていることをお聞きし、早速財団の「カール・ミラー補助金」により会員現地視察後、手術顕微鏡、メスなどの医療器具を寄贈しました。その後、財団地区補助金を申請し形成外科手術用器具・電気メスなど日本から運び寄贈しました。2002年にはダナン病院の若手医師3名を済生会中津形成外科に招聘し研修を受けさせました。現在3人はダナン病院の第一線でご活躍されております。昨年1月にダナン病院に表敬訪問をしました時に、内視鏡の手術が遅れていることをお聞きしました。内視鏡器機は高額なのでGG申請を考えましたがヴェトナムはロータリーがないのでGGは使えないとのことで諦めかけましたが、財団よりヴェトナムだけはロータリーがなくてもGGが使えるという連絡を頂き早速取り掛かりました。その後1年後の事業実施を念頭に準備を進めました。
今回の事業がスムーズに実施できましたのは
①16年間のダナン病院とのコンタクト。
②ダナン訪問時にはダナン病院の耳鼻咽喉の医師たちと接触、絶えず友好を図ったことなどが挙げられます。
「過程」
1 クラブ内に「大阪中之島RCVTT委員会」を設置しました。
2 関西医科大学耳鼻咽喉科友田学長・理事長山下先生に相談し「医師団VTTチーム」の結成にご協力いただきました。VTTチームの医師団は勿論無給であり交通費・宿泊代は財団より支給されますが、事前にロータリーについてもご理解いただきロータリアン以上に奉仕の精神を発揮していただきました。また、地区財団委員会、地区国際奉仕委員会の温かなご指導・ご協力をいただきました。
3 オンライン申請に手こずり、9月末の予定が10月末になりました。
4 財団の承認がおりましたのは12月10日でVTTチーム結団式の2日前でした。
5 1月10日ヴェトナム航空にてダナンに出発いたしました。
プロジェクトの概要について
「VTTチームについて」
VTTメンバーのローテーションの調達には、現在も関西医大病院或いは関連病院に於いて第一線で働いている人、勿論チーム内のロータリアンも現在開業医として働いている人なので大変苦労しました。
「クラブロータリアンの協力」
事業の期間中ロータリアンが滞在し、医師団のケアーが必要である。
「資金調達」
バンコク・クローン・トウーイRC、地区内のクラブ、台湾姉妹クラブのご協力、ガバナー、地区国際奉仕委員会にご協力を頂きWCSより800ドル拠出していただきました。
「事業成功には」
①現地で医療提供があるか?医師免許等
②万一医療事故があった時の責任の存在
③16年のコンタクトがあり、ある程度医療技術に認識有
④12月にダナン病院の医師を招聘し日本の技術を認識させる
⑤メンバーが決まった後、クラブ行事にも参加しクラブ会員にも意識を充分に深めた
⑥医師団が先輩後輩の関係で気心が知れた仲間であった
⑦財政面では為替により差額が生じた[122円で計算したが支払い時は144円であった。差額を運搬費、TAXなどの経費が浮いた]
⑧申請側の財団本部からの質問がかなり簡単であった
御清聴ありがとうございました。
[PR]

by osakajotorc | 2017-09-14 17:05 | 卓話

<< 2016年12月9日 卓話 金...    2016年11月25日 卓話 ... >>