人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2016年9月16日 藤田 幸一 会員

「私の仕事 街の写真館」

写真館の現状
少子高齢化、人口減少社会、格差社会、グローバル化、の現状の中バブル崩壊後4万軒から1万軒、実質は4千軒と言われています。写真館が生まれて150年、技術を売るビジネスモデルが衰退し顧客志向のサービス業のモデルが発展し、大型チェーン店が誕生して株式上場するまでに成長した。婚礼写真もホテル、式場からしゃれたハウスブライダルへと移行してきた。又ハウス系も株式上場し美容、衣装、写真、の専門分野の直営化が進んできた。この困難の現状で写真技術と従業員をまもり写真館として生き残り、どう発展させていくか問われています。
ストーリーテラーの姿勢(コンセプト)
人生のライフサイクルを文化に根ざした慣習を大切に記録する。(写真館の伝統的な写真)。時代の先端、今をエンタテイメントとしてオシャレで楽しい写真表現。これを組み合わせする事で魅力的な人生のライフストーリーを提供する。
ストーリーテラーの戦略
変化を求め、変化を楽しみながら創業100年へ向かう
1 郊外型のホテルのファミリースタジオ化 集客、競合の激化、婚礼件数の低迷により婚礼写真下請けでは成り立たなくなる。撤退ではなく写真館出店型へ、自社努力により一般客を集客し、ホテルと共存共栄を図る。エキスポパーク、千里、宝塚へ出店。
2 SNAPSTAR 百貨店写真室でターゲットを設定し創り出したJS世代向けの写真。JS世代にターゲット設定―フリーペーパー、SNSで拡散、宣伝―撮影会開催―写真コンテスト・SNAPSTAR決定―七五三、十三参りなどリピーターへ(未来の顧客づくり)Facebookで投票を実施 次のSNAPSTARを決定 
3 photo wedding グランフェリーチェの展開
現在のカップルのニーズ
・ナチュラル&手作り感がトレンド    ・こだわりを大切にしたい
・自分たちらしさをセルフプロデュース
ホテル前撮りから流出
これまでの写真、美容、衣装などの価格を積み上げていく高額な[前撮り」だけではカップルのニーズに対応できない
積み上げ式の[前撮り]からパッケージ化されたフォトウエディングへもっと自由に自分らしさを追求表現できるスタイルへと変化。本社スタジオサロン・銀座スタジオサロン・京都サロン展開。インバウンドの取り込み。
4 インバウンドの獲得 新たなウエディングマーケットの開拓 
 外国人スタッフの雇用 
 インバウンド向け専用WEBの立ち上げ 京都フォトブランドの確立 
 外国人を意識した京都・町家風サロンのオープン
5 Company keywords
 環境変化への対応力
 普遍性と時代性のバランス 
 ダイバーシティ
 しなやかに、おおらかに。変化を求め、楽しむ。
MOTIVATION
写真館の仕事、写真館のフォトグラファーは年齢を積み重ねてこそできる仕事。若さとセンスで生き生きと行動する若者。この組み合わせ。ストーリーテラーで働く人たちが自己実現するために、やりがいと誇りを持って息長く活躍できる場を提供することが経営者の使命と考えています。

by osakajotorc | 2017-09-12 17:14 | 卓話

<< 2016年9月23日 富士谷 ...    2016年9月9日 有山 茂 会員 >>