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2016年4月1日 母子の健康月間卓話 社会奉仕委員会 梅本 久美子委員長

母子の健康月間卓話「母子の健康」
地区国際奉仕委員会 委員長 岩上 高幸様 (茨城西RC)

6重点分野の中の1つ「母子の健康」の目的は「ロータリーは母子の健康を改善し、5歳未満の幼児の死亡率を減らすための活動と研修を支援」です。
ロータリー財団の支援は…
・5歳未満の幼児の死亡率と罹患率の削減。
・妊婦の死亡率と罹患率の削減。
・より多くの母子に対する基本的な医療サービスの提供、地域社会の医療/保険関係のリーダーと医療提供者を対象とした母子の健康に関する研修。
・母子の健康に関連した仕事で活躍していくことを目指す専門職業人のための奨学金の支援。
現状は…
・世界のどこかで妊娠や出産の為に女性が200秒間に1人の割合で命を落としている。(ほとんどが発展途上国)
・毎年推定630万人の幼児が死亡しており、それは毎時800人以上という幼児死亡率となる。国連では2015年までに幼児死亡率を1990年水準の1/3,妊産婦死亡率を1/4に削減する目標を立てましたが、結果は共に1/2でした。
具体的な問題…
・母親の死亡は陣痛・分娩及び分娩直後の時期に集中しており出血が死亡の医学的主因でその80%以上が予防可能。
・妊娠及び出産による1人の死亡の影で16.5人が、死に至らないものの、重篤な疾患もしくは障害を抱えている。
・毎年260万人が死産、300万人が生後1ヶ月以内に死亡している。(99%が発展途上国)
・5歳未満子どもの死亡例の38%が出生時死亡であり、直接的主因は早産・仮死・感染症である。
・家族計画…これまで避妊をすることがなかった2億100万人の女性に効果的な避妊法を提供すれば、,200万人の中絶、及び妊娠に由来する1万4,000人の死亡を予防できる。
・子どもの疾患…毎年死亡する5歳未満の幼児630万人の内、生後1ヶ月~5歳の子どもの主因は、 肺炎・下痢・マラリア 麻疹・HIVである。良好な栄養補給や予防注射によって予防可能。
・性差問題と女性の権利…母親の死亡率が高い地域では、女性が軽視されている状況が顕著。男女間の不平等は、教育アクセスがないこと(識字率の低さ)により増幅されている。

by osakajotorc | 2016-06-21 15:32 | 卓話

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