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2015年11月6日 ロータリー財団委員会 黒松 克行委員長

ロータリー財団月間卓話
「2015-16年度のためのロータリー財団 ―財団寄付と資金モデル―」
 第3ゾーン・ロータリー財団 地域コーディネーター補佐 
  第2660地区学友委員長 溝畑 正信 様

ロータリー財団は、皆さまからのご寄付を、世界中の人びとへの奉仕に役立てています。寄付は、ポリオ撲滅や平和の推進といったロータリーの優先活動のために有効に活用されています。また、財団の補助金は、ロータリアンが貧困、識字、飢餓などの問題に持続可能な方法で取り組むことを可能とします。今、そして未来の世代のためにより良い世界をつくるロータリーの活動をご支援ください。
レイ・クリンギンスミス ロータリー財団管理委員長は2015-16年度財団目標を、4つ挙げています。すなわち、①永久にポリオ撲滅,②ロータリー財団に対するロータリアンの知識、参加、寄付を向上,③財団の補助金と6つの重点分野を通じて、ロータリーの人道的奉仕の質と影響を高める,④ポリオプラスの成果と「世界でよいこと」をしてきた100年の歴史に特に注目し、財団のこれまでの実績に対するイメージと認識を高める,であります。
KPI(業績評価指標)Key Performance Indicator
優先項目1 : 「永久にポリオを撲滅する」に関して、KPI 1: ポリオ撲滅活動におけるロータリーの役割を熟知、KPI 2: 世界保健機関が毎週更新するポリオ発生状況 の確認、KPI 3: ポリオ撲滅活動でロータリーが発揮しているリーダーシップについて、クラブや地区が地域社会での周知を図る、KPI 4: 毎年3,500万ドルのポリオ撲滅への寄付を確保し、ゲイツ財団のチャレンジに応えることができるよう、地区からの支援を要請。
優先項目2 :「ロータリー財団に対するロータリアンの知識、参加、寄付の向上」に関して、KPI 5: 財団プログラムをよりよく学ぶための効果的なコミュニケーション方法の活用、KPI 6: グローバル補助金へのクラブ関与、KPI 7: Every Rotarian, Every Year達成クラブ数、KPI 8: 年次基金への寄付。
優先項目3: 「財団の補助金と6重点分野を通じて、ロータリーの人道的奉仕の質と影響を高める 」に関して、KPI 9: グローバル補助金への支出総額、KPI 10: グローバル補助金による奨学金数、KPI 11: 職業研修チーム(VTT)の数、KPI 12: グローバル補助金の成果と評価。
優先項目4: 「ポリオプラスの成果と“世界でよいこと”をしてきた100年の歴史に注目し, 財団のこれまでの実績に対するイメージと認識を高める」に関して、KPI 13: 2016-17年度の財団100周年の祝賀を計画、実施するためのアイデアの提供、KPI 14: 2015-16年度の重点分野に焦点を置いた5つの会議(presidential conference)を推進、支援、KPI 15: 会員増強の必要性について認識を高め、周知を図るための財団イニシアチブの推進、支援。KPI 16: ロータリアン以外の人々による財団への寄付、 ロータリープロジェクトへの参加、を求められています。

ロータリー財団の標語(Motto)は:「世界で良い
ことをしよう(Doing good in the world)」です。

ロータリー財団の使命(The Mission of the Foundation)は:「ロータリアンが健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすること」であります。すべてのプログラムはこの財団の使命にのっとったものとなります。これまでロータリアンが世界で活動してきた分野のうち、最も緊要な人道的問題やニーズに取り組む6分野をロータリー財団管理委員会が特定しました。平和と紛争予防・紛争解決、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、経済と地域社会の発展です。

年次基金の流れ(シェア・システム)
ロータリー財団は、災害支援、ポリオプラスなどを除いて、寄付金を直ちに使わず3年間運用します。寄付金を半分に分け、50%は地区の裁量で使い、50%はロータリー財団が、所定の方針にのっとって使うというものです。地区が使途決定に発言権を持っているのが地区財団活動資金 DDF=District Designated Fundで、ロータリー財団管理委員会がその使途を決定するのが国際財団活動資金 WF=World Fundです。
財団は、個々の地区からの寄付額にかかわらず、世界中で全ロータリー地区が参加できるプログラムのためにWFを活用します。一方、地区は、参加する財団プログラムの費用にDDFを活用します。地区補助金DG=District Grantは、地区の裁量の奉仕費で、重点分野以外の人道・教育、国際・国内奨学生,災害援助、新しいニーズ等に使用されます。グローバル補助金GG=Global Grantは、6つの重点分野に携わる、
重点分野を専攻する奨学生、重点分野に関わる仕事に就く職業研修チームの派遣、外国のクラブや地区と協同で実施する大規模な人道的プロジェクト等に使用されます。

地区財団活動資金(DDF)の配分
2015-16プログラム年度は、2012-13年度の年次基金+恒久基金収益がシェアーされます。また、2014-15年度(前年度)DDFの未使用分が繰り越されています。2015-16年度未使用のDDFは次年度に繰り越されます。DDFの使途は、50%までは地区補助金に、残りをグローバル補助金に、またポリオプラスや、ロータリー平和センター、その他に寄贈できます。グローバル補助金にはWorld Fund(国際財団活動資金)の上乗せがあります。またこのグローバル補助金にはクラブ・地区からの現金が加えられます。

財団補助金プログラム
地区補助金とグローバル補助金とも、人道支援、奨学金、職業研修(VTT) に使用できます。地区補助金は、資金源はDDF(地区)のみで、国内外の活動が可能、クラブ単独で可能、ロータリークラブの無い国での活動も可能、前年度に申請します。グローバル補助金は、資金源はWF(ロータリー財団)とDDF(地区)、国際奉仕活動に限定、海外クラブ(地区)との共同、6つの重点分野、随時申請できます。ポリオの発症数は2015年10月現在,ポリオ常在国のパキスタン38、アフガニスタン 13で、ポリオ非常在国で0です(ナイジェリアはポリオ常在国から外れました)。昨年1年間でのポリオ発症数は、パキスタン306、アフガニスタン28、ナイジェリア6の3カ国の常在国で計340、その他19の総合計359症例でした。1980年代でのポリオ撲滅活動の開始以来、ポリオの感染数は激減しています。活動を始めた当初は、毎年35万人がポリオに感染していました。これは、感染数が99%以上減少したことを意味しています。ポリオ撲滅の唯一最大の脅威は予算不足といわれています。2018年までにポリオを撲滅するのに55億ドルが必要とされています。49億6000万ドルは確保済ですが、5億6000万ドルが不足しています。2013年度から5年間、ゲイツ財団より2倍上乗せされます。(TRF目標:各年3,500万ドル+ゲイツ財団2倍(7,000万ドル)x 5年=5億2,500万ドル)推奨寄付は、一クラブ当り$1,500、一地区当りDDFの20%です。
もう少しで我々の悲願は達せられようとしていますが、残り1%に苦しんでいます。ご理解、ご協力をお願いいたします。

財団寄付
①年次基金寄付、②恒久基金寄付、③使途指定寄付 
があります。
年次基金寄付の目的は、地元や海外で実施されるロータリー財団の幅広い活動を支援する主な資金源。
基金の仕組みはシェア・システムを通じて、ロータリー財団への寄付は、世界と人々の生活をより良くするための補助金へ、50パーセントが国際財団活動資金(WF)へ、50パーセントが地区財団活動資金(DDF)へ恒久基金寄付の目的は、ロータリー財団とそのプログラムや補助金の長期にわたる存続を確実にする。
基金の仕組みは寄付は恒久的に投資される、基金の価値総額の一定の割合が、毎年、ロータリー財団プログラムと補助金のために使用される、恒久基金はまた、ロータリー平和センターを支援。寄付方法は現金、
遺贈、慈善年金があります。使途指定寄付の目的はあらかじめ使い道を決めて寄付するもの(ポリオプラス、ロータリー平和センター、グローバル補助金の提唱者側の寄付など)。

by osakajotorc | 2016-03-15 14:54 | 卓話

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