2015年6月19日 卓話 角野 隆史会員

卓話「大阪府における薬物乱用防止対策について」

大阪府健康医療部薬務課栗原と申します。
日頃より大阪府の薬物乱用防止事業にご協力を頂き有難うございます。
本日は、大阪府における危険ドラッグ等の薬物乱用の現状の概略についてお話させていただきます。
平成26年6月に池袋で、危険ドラッグの使用者が引き起こした交通事故に関係ない第三者が巻き込まれ、多数の死者が出た事件は衝撃的であったと思います。危険ドラッグは、多幸感や快感を得ることを目的として覚醒剤や大麻に化学構造を似せて作られた物質などを添加させた製品です。しかし、ハーブ、お香、アロマなどとあたかも安全なものであるように称し、店舗やインターネット等で販売されていましたので、若者の間で急速に乱用が広まっていました。しかし実際は、使用者が死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、覚醒剤や大麻と同様、それ以上に大変危険な薬物です。
大阪府では大阪府薬物の濫用の防止に関する条例に基づく知事指定薬物を迅速に指定し、また危険ドラッグ販売店を根絶するため、大阪府警、近畿厚生局麻薬取締部と合同で監視を強化することで、最大73あった店舗は、平成27年3月末にはゼロとなりましたが、インターネットやデリバリー販売など、地下に潜って販売が続けられており、依然として予断が許されない状況です。危険ドラッグ根絶に向けて、府民の皆様、一人一人に、これらの薬物は非常に危険であり、絶対関わらないことを意識していただく必要があります。そこで、大阪府では学校での薬物乱用教室の開催や地域での様々な講習会等の実施やチラシの配布等を行うなど、若者層を中心に広く啓発活動に取り組んでいます。薬物乱用防止は、個人の問題でなく社会全体の問題であり、様々な組織・団体・行政機関等が一緒になって取り組むことが重要だと考えています。
最後になりましたが、今後とも薬物乱用防止事業により一層のご協力をお願いいたします。
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by osakajotorc | 2015-08-19 11:27 | 卓話

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