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2015年11月6日 会長 渡辺 一雄

ロータリーの友・11月号推奨記事 ※推奨記事順
■ 7~11ページ。
今月はロータリー財団月刊です。その取り組みの一環として「財団補助金のさまざまな活用例」が記載されています。
・第2760地区は、カンボジアへ17本の井戸と40か所にトイレを建設されましたが資金は補助金と地区イベントの収益金で賄われました。カンボジアの貧しさが目に浮かぶ活動です。
・第2770地区は、ブラジルへのやけど治療器の寄贈です。現地RCからの依頼を受けて展開現地の医師による使用法と効果を確認し、実際治療を受けた患者さんからの感謝などもあって寄贈しっぱなしでは無いことが判ります。
・第2550地区は、台湾山岳地の無料健康診断と健康管理教育の展開です。これは素晴らしい取り組みで、最終的には総勢40名の医師団と介護補助の皆さんが現地へ出向いての奉仕活動を実施されています。まさに「Be a gift to the world」の実践です。
・第2790地区は、インドネシアに水道と衛生設備を建設されました がこのプロジェクトを維持継続するべく、モニタリングを実施し ながら、次なるプロジェクトに取り組まれるところが立派です。我々第2660地区も、次なる補助金プロジェクトへの活動を考える時となっています。ところでロータリー月間は1983年に始まって
いますが、古くは1956年からロータリー週間として運営されて参りました。では11月が「財団月間」である理由は何故でしょう?これは38ページに記載されていますから、必読です。
■ 12~15ページ。
ポリオ撲滅への現状報告です。ロータリーの近代歴史の中で30年に及ぶ、常にRIが第一優先事項として掲げ、世界中のロータリアンがほぼその半生を掛けて戦ってきました「ポリオプラス」計画はパトナー・ゲイツ財団と共に「END POLIO NOW」として「THIS CLOSE」を迎えようとしています。3千年以上もこの地球にはびこってきた、悲惨な病気を征服しようとしているのですが、この報告には「なぜ、ロータリーはポリオだったのか」と、原点に戻った検証がなされています。今や、オバマ大統領や豪州・アボット首相など世界各国の首脳たちが私財を投入してくれていますし、勿論日本政府をはじめとする各国政府やNGOが、新しいパートナーとして我々と手を組んで最後の追い込みに邁進しています。記事は「ロータリーの覚悟」を見せる時と、訴えています。この報告はこれまでの取り組みの実状を知る良い機会になっています。
■ 3ページ。
今月のRI会長メッセージです。24年前の平和なスリランカ・コロンボにあるRI会長の自宅の近所で、その自爆テロは起こったそうです。死者21人、負傷者175人もの参事だったそうですが、会長の娘さんも登校の途中で負傷された様です。今、かってないほど多くの国が紛争に巻き込まれ、戦争や暴力で家を失った人々が6000万人にもなっており、ラビンドラン会長は「平和をもって暴力と戦おう」と呼びかけておられます。先の大戦後70年間も平和に浸ってきました日本ですから、「平和ボケ」と海外から批判されるのも頷けますが、会長が主張されます様に「教育、理解、そして平和」という武器をもって日本のロータリアンも行動して、真の「世界へのプレゼント」にならねば、と考えさせられるメッセージです。
■ 53ページ。
我々の第2660地区の「少年少女ニコニコキャンプ活動記」です。まず目に付くのはロータリーブルーのTシャツを着た我が地区のロータリアンの指導で、子供たちが協力して資材を運んでいる楽しそうで真剣な様子の真です。そしてこれまで2000人以上の卒業生を排出してきましたこの取り組みを、次年度にはさらに、発展革しようとの意気込みが述べられいます。期待しましょう。
■ 73~69ページ。
我々の第2660地区・IM8組のインター・シティー・ミーティングからの報告です。政策研究大学院の大塚啓次郎教授の講演で「なぜ貧しい国はなくならないのか」がテーマですが、大塚教授はこの問題は「人」が問題ではなく「国」が「政府」が問題だと指摘しておられます。貧しさを解決する為に低所得状態から中所得の状態へと導くには、どんな資本投資をすべきか、を提示しておられます。まず、教育への投資、続いてインフラ投資、そして資本への投資(例えば銀行へ)最後に知的資本への投資が必要だと主張しています。具体的には「緑の革命」と「製造業の開発発展」が必要と言っておられますが、どうしたら産業を発展させることが出来るのかを考えることが開発経済学者の役割であると話しておられます。日本の歴史を紐解いてみますと、明治の改革も大戦後の発展も、その根幹には識者の思いと政府の方針が相まって進められたことに、気が付かされました。今後の日本の農業の有り方や、日本経済の発展を考えるきっかけになる講演です。
■ 57~56ページ。
これも、我々2660地区・大阪大淀RCの卓話です。「献血の現状について」と題しまして、大阪赤十字の池田超係長の卓話ですが、最近には献血をしていない者にとっては、具体的に献血の実際が良く理解できる内容となっています。 献血には全血献血と成分献血があって、それぞれの内容によって献血に要する時間も異なっている事とか、輸血を受ける患者さんの病気も昔とは違ってきている事などの背景までが良く判りました。

by osakajotorc | 2016-03-14 17:32 | 会長インフォメーション

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