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2015年7月17日 卓話 岸田 清豪会員

 「15年目のロータリー」

まず、訂正を申し上げます。私の入会は2002年でして、13年目のロータリーとなります。
2000年に身内に不幸な出来事がありましてそのことが、ロータリーに入会するきっかけでした。ロータリークラブは私が今まで経験したことのない素晴らしい人間形成の場であると思います。生まれも育ちも全く異なる人々が≪奉仕≫の名の下に集まるのですから。全く人生なんて、自分の都合の良いように進みません。良いことと、悪いことが、半々?に起きているように思います。全くオセロゲームの裏表のようです。そして、【縁】の不思議さを実感する今日この頃です。【小才】は縁に出会っても縁に気づかず、【中才】は縁に気づいても縁を生かせず、【大才】は袖すりあった縁をも生かす。と申します。私の好きな人のひとりで先日逝去されました中村容子さんですが、「人間の最大の財産は想像力である」ということを教わりました。画家は赤、青、緑の3原色から無限の色彩を作り出す。音楽家は7つの音階で無限の音楽を奏でる。詩人は26文字のアルファベットで無限の詩をつむぎだし、作家は56文字で無限のドラマを描き出す。中村さんはたった1本の針と糸で無限の絵画作品を描き出しました。人生において何かが足りないからできないというのは言い訳になりません。私は信条として弱音を吐かないようにしています。人はあまり他人の弱りごとには共感しないと思います。
話を変えて、私にとって良い話をします。私の趣味はゴルフですが、学生ゴルファーの走りでして、昔はめちゃくちゃ練習しましました。其の甲斐あって、ベストスコアは68、連続バーディは5つであります。ハーフですと31というのがあります。全く今は見る影もありませんが。また、幻のコースレコードが大学時代にありました。関西学生新人戦の時に最終ホール迄で、6アンダーパーで回ったことがありました。うまくいけば66が出るかもとそわそわしていました。しかし結果は最終ホールで右に2発OB,更に左にOB,結局9グロス1アンダーでした。生まれてこの方最初で最後の出来事でした。また、ゴルフのことで恐縮ですがマイナス思考は禁物です。逆境はチャンスの前触れと思っています。たった、50cmのパターでも不安感がよぎると外します。ですから、ゴルフは競技志向から遊び思考であるべきと思っています。ある程度年をとると、無茶が効かなくなってきます。「若者は変化を求め年寄りは安寧を求む。」は格言と思います。でもグリーン回りを歩ける体力がある限りゴルフはできます。これからも頑張っていきたいと思います。
「自然の山野に生活している限り、鳥獣たちはめったに病気にかからない」といわれています。
ところが、人間に飼われると、鳥獣たちはひ弱になってしまいます。たとえば、自然界に生きていた、そうした動物たちを捕まえてきて動物園の檻の中で飼います。冷暖房に気をつけたり好きな餌を与えたりして、いろいろと面倒を見て飼育しています。それなのに、動物たちはよく病気にかかります。獣医が飛んできて薬を注射したりして手当しますが、動物たちはあっけなく死んでしまいます。自然の山野に生きていれば、こんなにひ弱なはずではなかったのです。動物たちは自然界に還りたいのです。私たちはせめてまず、私たちの「心」を自然に還すことが重要だと思います。この世には100%の「幸せ」などはあり得ません。と同時に、100%の「不幸」もないわけです。「幸せ」と「不幸」は半分ずつだと思っていればいいかもしれません。自分は不幸だなどと思ってはいけません。「心に描いたことが現れる」という法則です。ですから、ひっくり返せば、「悪い状態を認めない」ということです。こんなことを言うと「あほ!悪い状態の時に平気でいられるか!」と反論されるかもしれません。しかし、「不幸」を不幸と認めても「幸福」にはなれません。たとえば患者に、「あなたは不幸な人だ、もう、助かりません。気休めに薬をたくさんあげましょう。そうすれば病院が儲かりますから。。。。。」等という医者はいません。「大丈夫、きっと治りますから」と元気づけるのが医者です。悪い状態(重症)を認めさせると患者が気落ちして病気がさらに悪化することを、医者は知っているからです。冒頭の「運」の話に戻ります。「自分は運が悪い」と認めてはいけないのです。悪い時にはなおさらのこと、「死にもの狂い」で「自分は運がいい」と自己暗示を繰り返すことです。健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復するという楽しみがあります。やがて、運が開けてきます。

by osakajotorc | 2015-08-19 11:40 | 卓話

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